気分が良い時用

個人メモ

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書を読みました

先週読んだけどもう内容を忘れた。まあそりゃそうだ。

高校のとき世界史はルネサンス以後しか勉強しなかった記憶がある。たしか受験に世界史を選択した生徒だけがルネサンス以前を学んだはずだ。 (自分は日本史を選択した。センター試験の得点は70点ちょいだったか。まったく得意ではなかったしもちろん内容は忘れた。) 今にして思えば文科省的にそのカリキュラムはアリだったのだろうか。よくわからない。

という経緯もあり自分はローマやらカルタゴやらさっぱり知らなかった。岩明均ヒストリエは好きだけどアレクサンドロスはともかくフィリッポスって誰だよといった感じだし、そもそもマケドニアってどこの国なんだよといった趣だった。 (もちろんアテネがどうたら出てきているのでヨーロッパの話であるという認識はあったけど)

なので本屋で表題の本を手にとって読んでみた。以後感想を書く。

やっぱり自分はローマについてまったく知らないということがわかった。ローマって最初から帝国じゃなかったのね。 共和制→三頭政治→帝政と3つの政治体制を経て帝国になったということを初めて知った。 あとブルータス、お前もかというセリフの元ネタ。カエサルが言った言葉なんすね。

というかカエサル語録すごいな。名言の宝庫じゃないか。 「賽は投げられた」とか俺でも聞いたことがある。「来た、見た、勝った」ってのは聞いたことなかったけど。 wikipediaカエサルを調べてみると、元老院議員時代は民衆からハゲの女たらしと呼ばれていたらしい。 なかなか悪辣な表現に思えるけれどそれを許容したことがカエサルの寛容さを表しているとのこと。有名人はいろいろ好き勝手言われて大変だなあ…

あとはあれか。オスマン帝国周りとかもなかなか興味深かった。 数ヶ月前「アラビアの夜の種族」を読んだので、内容の背景が補完された感じ。 ムラードベイとかイブラヒムベイとか実在の人物だったのね。

ともかく総評としては弟から借りた山川世界史よりはよほど読みやすかった。 これを読んだあと山川世界史をペラペラとめくってみると内容が数倍濃くて驚いた。まだまだ世界史を学んだとは言えないな。