気分が良い時用

個人メモ

最近読んだ本(ハイペリオンの没落/アラビアの夜の種族)

最近文を書くにしても増田にばかり書いてた。気楽なので。 増田は匿名なだけあって筆者の知名度によらずバズるときはバズるのが面白い。 けどそんなことやってても永遠にアフィで食えるようにならないので個人ブログを更新します。

ハイペリオンの没落

ほどほどに面白いけど、前作「ハイペリオン」ほどの雑煮的面白さは無かった。 続きものだけど前作と全然話の作り方が違うから、比較するようなものでもないのかもしれない。 前作は大長編かと思いきや内実は短編集の集まり(伊坂幸太郎「チルドレン」「死神の精度」とかそんな感じか?それとも「はてしない物語」的な?違うかな)だったけど、今作は純粋な大長編。なのでどうにも話がダレているような気がした。あと物語のキーを担うキャラ”シュライク”のカリスマ性落ちすぎ。前作は単なる怪物を超えた不気味さがあったのに、今作じゃただのモンスターだ。次作「エンディミオン」を読もうかとも思ったけどハイペリオンの数百年後を描いた話のようだし、もう長編を読む体力がないので読まない。

アラビアの夜の種族

絶賛されている小説なのでもっと引き込まれるかと思ったが、そうでもなかった。2巻からの迷宮を舞台にしたハクスラゲーのような展開はなんなんだ?と思ったが筆者がウィザードリィ小説の大家と聞いて納得した。 大オチは作者によるメタ・メタ的あとがきになるんだろうけど、それもまあふーんと言ったところ。「風の歌を聴け」みたいに架空の作品をでっちあげたということらしい。(「風の歌を聴け」は架空の小説家だったかもしれない。) ただ、よくよく読んでみると、ラストの大オチに向けていろいろと伏線を張っているようなので、(主人公の一人の最後のセリフとか)もう一度読んでみると楽しめるかもしれない。

読書中

  • 楽園のカンヴァス
  • エスの生涯

楽園のカンヴァスは普段の俺なら絶対に購入しない作品だが、知人が貸してくれたし折角なので読んでいる。3分の1程度読んけれど、面白さが見えてこない。(それとも俺の感受性の問題か?) もう一つ、イエスの生涯のほうは、小説というよりは半分ノンフィクションだと思って読んでいる、けれどキリスト者ではない俺には理解は難しいかもしれない。